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中小企業憲章

皆さんは知っていますか?「中小企業憲章」って。

実は、現政権の民主党が公約にあげていた中小企業施策ののひとつです。公約破りが公然と行われている現在、あまり公約と言っても重みがありませんが、中小企業関係の際だった成果ばない現政権の中では、唯一、新規路線といった風があるものです。その中小企業憲章ですが、先日パブリックコメントを受け付けていたのです。

恥ずかしながら、見つけるのが遅くなって意見を投稿できませんでしたが、下記のように思うところありです。

まずもって、中小企業に対する見方があまりにも普通過ぎる。別に普通でもいいんですけど、それだったら、わざわざ「憲章」だなんて、大げさに振りかぶることもあるまいに。草案に書かれてあることは、2000年度版の中小企業白書に記述されていることの焼き直しのような気がするのは私だけ?さらに、行動指針に書かれていることも、すでに従前のまま。これでは、絵に描いた餅にならざるを得ない?

憲章という理念は素晴らしいものだが、地に足のついた施策とのセットだと思う。そのためにも具体的な展開を期待する。

コンサルに必要なチカラ

ある講義での話。コンサルタントに必要なチカラは何だろうという話になり、私は「問題発見力」と「伝達力」と答えた。

世の中、いろんなチカラがあるが、今の私に一番フィットしているのが、この二つのチカラだ。

まず、「問題発見力」。課題や問題がどこにあるのかを指摘できるチカラのことだ。実は、課題を解決するチカラより、どこに問題があるのかを探し出す方が能力が必要ではないだろうか?通り一遍の表面的な問題は誰でも指摘できることがあるが、本当の問題、経営者が心の奥底で思っているが口に出せない問題点をつくことができれば、ある意味、コンサルテーションの8割方はすんでいるのかもしれない。もちろん、解決するための具体的な処方は必要だが、それはコンサル個人のチカラだけではなく、周りに助けをもとめればいいこと。でも、本当の問題点を指摘するには経験と努力が必要なんだと思う。

次は「伝達力」。コミュニケーション力というともっと広い概念であるので、ここはあえて伝達力と規定した。つまり、伝える能力と言うことだ。能力と言っても、実はテクニックに近いものとも言える。例えば、箇条書きにするとか、ナンバーリングするとかである。伝達内容に問わず、相手に理解してもらいやすいように伝える能力は簡単なようで実は奥が深い。

出版社と書店員

19日付けの日経MJの記事から。「書店員味方にする出版社」と題して、宝島社のプロモーション戦略が語られている。以下、記事からの抜粋である。

「全国有力書店の社員と書籍の取次担当者を東京に招き、雑誌をつくる印刷現場の見学や、雑誌編集長と対談する場を提供する視察ツアーを開催しているのだ。・・・書店の若手スタッフには女性が多い。そこで「Sweet」など同社の雑誌によく登場するファストファッションの店に案内して、実際に買い物を体験してもらう機会まで用意している。」

なるほどといった内容である。一般の流通対策では別に珍しくもない販売前線でのスタッフへのインセンティヴ策も、出版業界では異例なことになるのだ。それほど、出版業界自体が特殊な業界であり、古い体質を持っていたのかもしれないが、さすが宝島社のマーケティングプロモーション戦略は的を射ていると思う。ある意味、インターナルマーケティング一種かもしれない。販売者が、自社のファンでなければものは売れないということだ。書店店頭でも、書店員に勧められたりしたら、衝動買いなんてあるかもしれないのだ。

今年度の中小企業施策説明会に行ってきました

いちい信用金庫さんが主催された平成22年度の中小企業施策説明会に行ってきました。

会場は600人規模のものでしたが、けっこう入っておりましたね。8割方?スピーカーは中部経済産業局 中小企業課長の青木太久美氏でした。施策自体は、前政権時からの継続施策が多く、もちろん運用面なんかでは多少の変更もありますが、目新しいものはありませんでした。ただ、中部のこの地方は、航空機産業ですとか、次世代カーの開発など中小企業としても取り組むべき方向性などに対して青木課長の方からヒントが語られていました。

会場には、産業界(何人かお見かけした経営者さんもちらほら)からと、支援機関(金融機関、会議所)関係の人が多かったように思います。でも、どれだけのひとが施策についてご理解いただけたか・・・青木課長もお話しされていましたが、ここですべてがわかることはないと思います、何か気になる施策があったら、近くの支援機関にお気軽にお尋ねくださいと。確かにそうなんですよね、私たちは仕事柄、中小企業施策には気をつかっていあmすが、普通の社長さんとか、金融関係の人だって、そう気にしないですもんね。でも、本当に使えば、使えるんですけど。

もう一つ青木課長が言っていたのは、「これから注目する分野として、ありがたい3Kと覚えてください」と。3Kというとあまりいいイメージではないですけど、これからは、環境・エネルギーのK、健康(医療・介護)のK、観光・地域活性化のKとアジアのAをとって、ありがたい3Kとなるみたいです。どうですか?

また、同じ昨日、閣議で今年度の中小企業白書が決定されたそうです。タイトルは、「~ピンチを乗り越えて~」だそうです。次へのステップとなれるヒントが隠されているのか?少し心配ですけど。中身を少し見てみると、中小企業の海外進出といった内容にページが割かれているようです。それも、生産現場としての海外ではなく、マーケットとしての海外、特にアジアを注目するようにといった内容です。中国やインドといった勢いのある市場にいよいよ中小企業も本格的に進出をしようとする動きを政府も後押ししようと思っていると考えてもいいですね。

http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/100426hakusyo.html

この辺のお手伝いもできたらいいなと思っています。GW明けには、中国での展示会サポートをなさっている事業者さんとお話しする機会を設けていただきました。何か新しいアイディアが生まれてくるか、楽しみにしています。

中小企業施策利用ガイドブック

平成22年度版の「中小企業施策利用ガイドブック」が今日、中小機構の窓口に並べられました。

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ちょうど並べるそのときに立ち会えることができたので、ホカホカのガイドブックを手に入れることができました。例年ですと、5月に入ってから発行されると思っていましたが、今年は早い。

内容はというと、「重点項目」の欄には、①中小企業を守る②雇用を守る③小規模事業者を守る④仕事を創る⑤魅力を磨き内外に発信する⑥くらし・地域に潤いを与える⑦再生・チャレンジ支援を図るという、7つの項目が記載されています。

実はこの辺にも、政権交代~現政権の大きな成長戦略がないことを感じられます。確かに、リーマンショック以来、中小企業の景況感は悪いですし、倒産や保証協会の利用度も高くなっていると思いますが、ここ最近の足下データだと、多少は上向き加減です。その辺を見越した中小企業施策が少ないのが大変残念です。

もちろん、研究開発支援ですとか、私が担当させていただいている地域資源プログラムや農商工連携といった従前の施策も取り上げられていますが、それ以外は、新しい動きはなくセーフティネット関係の項目ばかりというのが寂しい限りです。是非、来年度あたりは前向きな施策が並ぶよう中小企業診断士としても声を上げていきたいですし、中小企業の皆さん自身にもがんばっていただきたいと考えています。

最後に、今年の中小企業診断士の「中小企業経営・中小企業政策」は出所が難しいですね。いつもはだいたい出そうなところはわかるのですが、今年は少しヤマが張りにくい感じです。でもいえるのはやはり、この施策ガイドブックが元になりそうですので、しっかりと読み込んでほしいものです。こちらの方も受験される皆さんは、がんばってください!

ゆうちょ2000万円枠拡大論争②

昨日に続き、ゆうちょ論争。
今までの声をまとめてみると、2000万円に枠が広がると預金額が増加し、民間金融機関の経営を圧迫するとともに、その資金が財政投融資(いわゆる国債)に流れ、マネーサプライの観点からも効果的ではないというものだ。
確かに国がバックについているとなれば安心だし、他の金融機関のような預金保険機構での最大カバー額1000万円の倍も預けれるのだから増えそうですよね。
ただ、政府のある筋によると、この増加した資金を中小企業対策用の資金として規定し、政策公庫のような中小企業施策につなげようとする動きがあるということだ。そうなると中小企業にとってみると大変ありがたいことであるが、課題も多いであろう。
そもそも今の郵便局には企業への貸し出しを審査できるような能力もないし、焦げつきが起こらないような企業支援もするすべも持たないからである。
そうなると中小企業診断士の出番が新たに発生する可能性もあり、この議論の行方が気になるといったところか。

ゆうちょ2000万円枠拡大論争

今日でサンデープロジェクトが終了になった。意見が分かれるが田原総一郎氏の番組における役割は大きなものがあったと思う。かつては、今をときめく島田紳助氏も司会進行役を務めていたが、彼にとってもいい経験になっているように感じる。

今日の番組内で、亀井大臣がぶち上げた「ゆうちょ枠の拡大」議論が各党の代表を集めて行われていた。でも、見苦しかったというか、これも亀井さんの策略?打ち上げ花火で観測して、落としどころを見つけるというパターン?

でも一番問題は、郵政担当大臣と金融財政担当大臣を兼務しているということ自体が問題なんじゃないの?大臣が多ければいいってもんじゃないけど、利益相反することが予想されるところには専任で置くべきだと思う。

亀井さん、嫌いじゃないけど、個性強すぎ。でももし彼のような上司だったら、けっこう部下には優しいかもしれないね。亀井さんに比べ、管さんの冷えた態度の方が閣内不一致を演出しているように思える。反対だったら、反対でもいいんじゃないかな。そうじゃなくて、聞いてないとか、冷たい態度での応対の方がよっぽど国民に与える負のイメージが強く、支持率低下を招いていると思わないないだろうか。喧々発止して、議論が閣内でき交っているという方が新鮮な気がするが。

でも、今回の騒動(?)、亀井さんよりも総務大臣の原口さんの発言がフューチャーされていないよね。最近のこの人の動き、気になるんですよね。ほら、遅刻問題で官僚を左遷したとか。そりゃ、官僚も確認ミスもあったかもしれないが、それだけで?こっちの方が上司だとやりにくい感じがします。

日経web版

今日から日経のweb版がスタートした。正式には4月からだそうだが、テスト版も含めたスタート。

海外でも新聞の電子版というのは普通になってきたが、新聞社にとってみては諸刃の剣であろう。

ただ、自分ではどうかというと、古いタイプなのか紙媒体で新聞は読みたいと思う。最近の若者は新聞をそもそもとっていないというので、新聞自体が電子媒体になろうとあまり感覚的には変わらないのか。

そういえば、アップルも参戦した電子ブックというのもあったな・・・

今日、後輩が新しい媒体だといって喫茶店コメダの店内フリーペーパーの媒体を持ってきてくれた。

紙はまだ存在する価値はあるのだろう。


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