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カテゴリー「大嶋経営提案事務所」に含まれる記事

ヒアアフター観ました

クリント・イーストウッド監督、スティーブン・スピルバーグ製作の映画「ヒアアフター」を観た。

ヒアアフターとは、来世のこと。死後の世界のことである。誰もが一度は創造し、恐怖を覚え、また未知なる世界と結論づけたがるもの。

しかし、死自身は必ずやってくる儀式であり、それをどう迎えるかは人間にとって大きな課題でもあろう。

さて、映画の方は、静かに進む(冒頭の津波(フランス語でも”ツナミ”といっていた)のシーン以外は)、まさに大人の映画という感じの作品だ。個人的にはとても気に入っている。2時間があっというまに過ぎ去った。パリ、ロンドン、サンフランシスコと3ヶ所で同時に進むストーリーも飽きさせない工夫が見られた。俳優陣もはまり役といえる。M・デイモンも、こんな感じのどこか陰のあるアメリカ人という役回りが板についてきたようだ。

最近身近でも不幸があったりして、死への関心が高かったことも、見終わったあとの感想に影響をあたえているかもしれないが、お薦めできる映画である。

ヒア アフターの場面カット画像

車のセールス

ご無沙汰してしまっているブログですが久しぶりの投稿です。

最近、カーディラーへ行く機会がありまして、以前お仕事だと良く見ていたのですが、本当久しぶりに行ってみると、セールススタッフの応対に何か違和感が。以前は、顧客応対なんて、随一とおもわれていた店舗でも、こんな感じという対応。もしかして、補助金疲れ?そんなこと行っている場合じゃないでしょう。今こそ、力を出さなきゃ。寂しいです。

トイ・ストーリー3観ました

前評判通り、大変面白かったです。アニメーションならではのほのぼのさも出ていました。大人の方でも十分に鑑賞にたえうる作品だと思います。しかし・・・この映画、3Dというのも目玉だったんですが、あまり劇中に3D効果は感じられませんでした。3Dメガネ、300円も追加でかかるのにです。普通の2Dで十分。残念です。

さて、内容の方ですが、1と2を既にご覧になった方は前後の事情もわかるから、さらに面白く見えると思います。出演者のキャラクターとか、現在の組み合わせの事情とかです。だから、もしこれから見に行かれる方がいらっしゃいましたら、1と2を再度見直してからお出かけになることをお薦めします。偶然にも息子が先日2を観ていたモノですから、つい一緒になって完!賞してしまったのが、今日のストーリーをさらに面白くさせてくれた要因だと。

上映が終わって、ホールから出るときに、後ろの人のお話しが聞こえてきました。「誰々ちゃんのところ、今年大学に入ったのよね。だからこの映画見たときにいっそう感動しちゃったんですって」というような内容でした。そう、今回はおもちゃたちの冒険モノと同時に、大学へ、大人へ移行する子どもの映画でもあるのです。自分の子どもも大学生になるときはこんな感じなのかなとか、自分自身も大学を受けるときには親はこんな風に思ったのかなとか、感慨深げな気持ちです。

でも気持ちよかった映画でした。こんな映画も時折挟まないと、苦しい映画ばかりを最近観ていたので・・・そんな映画の話を次回に。

50年前の経営学

坂本藤良教授の「経営学入門」を読んだ。初版が昭和33年だから約50年以上前の書籍となる。どなたかが紹介していたので、アマゾンで注文してみました。今では懐かしい光文社のカッパブックス(今でもあるか?)で、さすが50年前の本、定価が300円です。

内容は基本的な経営学のタイトルが並んでいるのだが、これが日本の経営学のスタートなのかと、ある意味愕然とさせられる内容であった。一番驚いたのが、経営に「会社VS組合」という枠組みが大きな影響を与えていたということである。経営学をテキスト上で理解していたので、その当時の社会、政治状況と沿った学問であることを知りえたこの本は大変衝撃的でもあった。

その代表的な表現として、「提案制度」が取り上げられている。今まで「提案制度」というのは人事面でのメリットが大きい施策だと理解していたが、この本では「知らず知らず会社側に立ったものの考え方をするように頭が慣らされて・・」というくだりがあるように、経営者側の社員を手名づける手段として捉えられているのが、何か腑に落ちないというか、すっきりしない考えだなと思う。でも、その当時、30年代はじめでは、経営というのはそんな切羽詰まった感覚があったのであろう。

また、「オートメーション」という章がある。これも、運営管理的な捉え方でなく、団体交渉とか賃金決定理論まで踏み込んだ内容になっている。この辺も、今の感覚とは少し違うような。そもそもオートメーションという言葉自身が死語になってきているのだから。

マーケティングの章も面白い。定義を「企業が大衆のなかにとけこむ技術である」としている。これもまだプロダクトアウトの思想がプンプンしている。もちろん、社会のニーズを取り込むことが大切だとは触れているが、全体としては作れば売れるという発想の元に立ったマーケティング理論に感じた。

財務の章もまた面白い。「株主にとって、もっとも大切なのは貸借対象表ではなくて、損益計算書だ」と述べている。それも財務諸表は粉飾ばかりといった内容も。今では考えられないが、キャッシュフローという概念自身もまだない時代であったのだろう。

坂本教授は日本の経営学を語る上では忘れられない人物であることを、この本は教えてくれた。同時に、経営学というのはフィールドワークであり、感性形のない常に深化している学問であることを改めて知った。常に勉強せよということである。

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中小企業憲章

皆さんは知っていますか?「中小企業憲章」って。

実は、現政権の民主党が公約にあげていた中小企業施策ののひとつです。公約破りが公然と行われている現在、あまり公約と言っても重みがありませんが、中小企業関係の際だった成果ばない現政権の中では、唯一、新規路線といった風があるものです。その中小企業憲章ですが、先日パブリックコメントを受け付けていたのです。

恥ずかしながら、見つけるのが遅くなって意見を投稿できませんでしたが、下記のように思うところありです。

まずもって、中小企業に対する見方があまりにも普通過ぎる。別に普通でもいいんですけど、それだったら、わざわざ「憲章」だなんて、大げさに振りかぶることもあるまいに。草案に書かれてあることは、2000年度版の中小企業白書に記述されていることの焼き直しのような気がするのは私だけ?さらに、行動指針に書かれていることも、すでに従前のまま。これでは、絵に描いた餅にならざるを得ない?

憲章という理念は素晴らしいものだが、地に足のついた施策とのセットだと思う。そのためにも具体的な展開を期待する。

コンサルに必要なチカラ

ある講義での話。コンサルタントに必要なチカラは何だろうという話になり、私は「問題発見力」と「伝達力」と答えた。

世の中、いろんなチカラがあるが、今の私に一番フィットしているのが、この二つのチカラだ。

まず、「問題発見力」。課題や問題がどこにあるのかを指摘できるチカラのことだ。実は、課題を解決するチカラより、どこに問題があるのかを探し出す方が能力が必要ではないだろうか?通り一遍の表面的な問題は誰でも指摘できることがあるが、本当の問題、経営者が心の奥底で思っているが口に出せない問題点をつくことができれば、ある意味、コンサルテーションの8割方はすんでいるのかもしれない。もちろん、解決するための具体的な処方は必要だが、それはコンサル個人のチカラだけではなく、周りに助けをもとめればいいこと。でも、本当の問題点を指摘するには経験と努力が必要なんだと思う。

次は「伝達力」。コミュニケーション力というともっと広い概念であるので、ここはあえて伝達力と規定した。つまり、伝える能力と言うことだ。能力と言っても、実はテクニックに近いものとも言える。例えば、箇条書きにするとか、ナンバーリングするとかである。伝達内容に問わず、相手に理解してもらいやすいように伝える能力は簡単なようで実は奥が深い。

出版社と書店員

19日付けの日経MJの記事から。「書店員味方にする出版社」と題して、宝島社のプロモーション戦略が語られている。以下、記事からの抜粋である。

「全国有力書店の社員と書籍の取次担当者を東京に招き、雑誌をつくる印刷現場の見学や、雑誌編集長と対談する場を提供する視察ツアーを開催しているのだ。・・・書店の若手スタッフには女性が多い。そこで「Sweet」など同社の雑誌によく登場するファストファッションの店に案内して、実際に買い物を体験してもらう機会まで用意している。」

なるほどといった内容である。一般の流通対策では別に珍しくもない販売前線でのスタッフへのインセンティヴ策も、出版業界では異例なことになるのだ。それほど、出版業界自体が特殊な業界であり、古い体質を持っていたのかもしれないが、さすが宝島社のマーケティングプロモーション戦略は的を射ていると思う。ある意味、インターナルマーケティング一種かもしれない。販売者が、自社のファンでなければものは売れないということだ。書店店頭でも、書店員に勧められたりしたら、衝動買いなんてあるかもしれないのだ。

マーケティング大賞

日本マーケティング協会が主催している「日本マーケティング大賞」の結果が発表された。第2回目となる今回は、大賞に『角ハイボールのヒット ウイスキー人気復活に向けて』ということでサントリー酒類㈱が選ばれた。また各賞は以下の通り。

■日本マーケティング大賞 奨励賞 

『多品種微量生産体制による顧客満足の向上』(東海バネ工業㈱)

『ホンダ「Pianta」による新たな耕うん機市場の創造』(本田技研工業㈱) 

『途上国から世界に通用するブランドをつくる』(㈱マザーハウス)

■日本マーケティング大賞 地域賞 

『500色の色えんぴつの販売促進』(㈱フェリシモ/関西地区)

『観光特急「海幸山幸」を軸とした観光開発と観光ルートの創造』(九州旅客鉄道㈱/九州地区) 

『北海道米のブランド価値向上・消費拡大キャンペーン』(北海道米販売拡大委員会/北海道地区)

◆ ◆ ◆

角ハイボールは、小雪さん主演、ゴスペラーズが歌う「ウイスキーが、お好きでしょ」(ちなみに、この楽曲石川さゆりさんのカバー曲である)でCMでもおなじみであろう。サントリー角というと、私たちの世代では、安ウイスキーというイメージで、コピーライターの仲畑貴志氏のシリーズ広告の印象が強い。私自身も、社会人に成り立ての頃はいちようコピーライターだったので、良く仲畑さんの角のコピーを参考にさせていただいた記憶がある。

そんな角の受賞も、若い層にハイボールという形での訴求が効果を持ち、普及(復活?)につながったといえる。受賞理由には、『成熟市場において新しい価値を提案することで市場の再活性化に成功。「飲み方の提案」から「料飲店とのタイアップ」までトータルなマーケティング活動の秀逸さに加え、ウイスキー全体の売上げ伸長に貢献しマーケティングの可能性を示した好例として高い評価を受けた。』とある。まさにその通りである。サントリーという会社は、広告も秀逸なものが多いが、マーケティング的な面から見てもヒット商品も数多くある。このような広告(プロモーション)とマーケティングが一体化した展開を行える会社は正直我が国には少ない。特に、今回の角ハイボールのプロモーション戦略では、全国の飲食店との連動した動きも大きな位置を占めていたのではないか。そういう私も、昨年ある飲食店で飲み物を注文しようとしたら、店員さんが「角ハイボールはいかがですか?」と早々勧めてきた。もちろん、私はそれでお願いしますということになったのだが、そこまで店頭での活動が徹底されていることの素晴らしさはスゴイの一言である。プロモーションに携わる側からみると、インセンティヴキャンペーンかなにかが行われていたのではないかと想像するにかたくなでない。

マーケティング、奥が深い。もっと、もっと勉強が必要である。

FLOGO~空飛ぶ広告

こんなのがあったんですね。日本に2年前に紹介されてるんですね。知らなかった。

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アメリカで開発された空を飛ぶ雲広告だそうです。FLYING LOGOからFLOGO(フロゴ)と言うそうです。面白いよね。植物由来の石けんとヘリウムガスでできているようなので、環境にもやさしい。60㎝~1mくらいまでの大きさで最大1時間もち、空中をぷかぷか浮いているらしい。フロゴ製造器のレンタル業務でビジネスが成立しているみたいです。もちろんメイン媒体にはなりえませんが、話題作り、特に子どもたちにはサイコーだと思います。(私も一度自分の目でみてみたい)

空って、まだいろいろアイディアが生まれてきそうなキャンバスですよね。今、新しい広告媒体ってなかなか作れないけど、空だったら、何か作れそうな気がする。

今年度の中小企業施策説明会に行ってきました

いちい信用金庫さんが主催された平成22年度の中小企業施策説明会に行ってきました。

会場は600人規模のものでしたが、けっこう入っておりましたね。8割方?スピーカーは中部経済産業局 中小企業課長の青木太久美氏でした。施策自体は、前政権時からの継続施策が多く、もちろん運用面なんかでは多少の変更もありますが、目新しいものはありませんでした。ただ、中部のこの地方は、航空機産業ですとか、次世代カーの開発など中小企業としても取り組むべき方向性などに対して青木課長の方からヒントが語られていました。

会場には、産業界(何人かお見かけした経営者さんもちらほら)からと、支援機関(金融機関、会議所)関係の人が多かったように思います。でも、どれだけのひとが施策についてご理解いただけたか・・・青木課長もお話しされていましたが、ここですべてがわかることはないと思います、何か気になる施策があったら、近くの支援機関にお気軽にお尋ねくださいと。確かにそうなんですよね、私たちは仕事柄、中小企業施策には気をつかっていあmすが、普通の社長さんとか、金融関係の人だって、そう気にしないですもんね。でも、本当に使えば、使えるんですけど。

もう一つ青木課長が言っていたのは、「これから注目する分野として、ありがたい3Kと覚えてください」と。3Kというとあまりいいイメージではないですけど、これからは、環境・エネルギーのK、健康(医療・介護)のK、観光・地域活性化のKとアジアのAをとって、ありがたい3Kとなるみたいです。どうですか?

また、同じ昨日、閣議で今年度の中小企業白書が決定されたそうです。タイトルは、「~ピンチを乗り越えて~」だそうです。次へのステップとなれるヒントが隠されているのか?少し心配ですけど。中身を少し見てみると、中小企業の海外進出といった内容にページが割かれているようです。それも、生産現場としての海外ではなく、マーケットとしての海外、特にアジアを注目するようにといった内容です。中国やインドといった勢いのある市場にいよいよ中小企業も本格的に進出をしようとする動きを政府も後押ししようと思っていると考えてもいいですね。

http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/100426hakusyo.html

この辺のお手伝いもできたらいいなと思っています。GW明けには、中国での展示会サポートをなさっている事業者さんとお話しする機会を設けていただきました。何か新しいアイディアが生まれてくるか、楽しみにしています。


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